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WHERE TO GO? Blog

信号銀行と瞬間移動の話

急がない日、交差点の信号がいいタイミングで青になると、信号銀行があればいいのにと思う。
こんな機会に青信号を預けておいて、予め多少の不便をこうむっておくのだ。
預けておいた青信号は、バスが行ってしまいそうなときや、ちょっと急いでいるときに引き出せばいい。
実はだいぶ前からこういうことを考えているが、いまだ信号銀行ができる気配はない。

また、歩道の向こうで信号待ちをしているひとがいると、質量の交換をしたくなる。

信号のあっち側にいる、こっち側に来たい人。
信号のこっち側にいる、あっち側に行きたいぼく。

お互いが相手の地点へ行きたいのに、わざわざ待ったり、重い荷物を運ばないといけないのはなぜだろう、とよく思う。
質量の交換が実現すれば、感謝し、され合い、いいことづくめ。

これが利害一致の瞬間移動である。
ひとりではエネルギーの法則に矛盾が生まれそうだが、質量の等交換なら具合もよかろう。
全く同じ質量というのは難しいから、せめて近似値はオーケーということで、誤差は科学に頑張ってほしい。

利害一致の瞬間移動によって、旅行とか交換留学とか、人間の行動範囲はずっと広がることだろう。
ぼくが上京したくなったら、奈良に旅行したい人を東京で探せばいい。
人探しに旅行代理店を活用すれば、彼らの仕事もなくならずに済む。

人間の潜在能力は、大部分が謎のままである。
人間同士の意識が双方向に発揮されれば、ここに書いたことくらい、難なく解決するんじゃないか。
石や草木、さらに大気と通じ合えれば縦横無尽だな。